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- 2020年11月19日(木)
【マセラティ グラントゥーリズモ】ピニンファリーナが手がける繊細かつ上質なスポーツカー
2020.11.08(Wed)
2008年マセラティ グラントゥーリズモ入荷いたしました。
2007年3月にジュネーブショーで発表されたマセラティの2+2シータースポーツカー「グラントゥーリズモ」はロングセラーを記録した名車です。しかし、2019年ゼダの発表とともに生産終了となっているため、現在は中古市場でしか手に入らない希少なお車となっております。
スタイリングを手がけるのはピニンファリーナです。数々の名車をスタイリングしてきたピニンファリーナが手がける車の中でも、グラントゥーリズモは代表作ともいえる一台です。
その繊細なボディラインはどこから見ても美しく、またボディカラーのシルバーが光を美しく反射するため、繊細なラインをさらに引き立てています。しかし、グラントゥーリズモのエクステリアは美しさだけではなく、どこかスポーツカーとしての威厳や鋭い強さも感じることができます。
またそのコンセプトはインテリアからも感じ取られ、上質な素材が繊細にデザインされた上品な空間でありながらも、鮮やかな朱色(ロッソ・コラッソ)の本革がシートやドアトリムを彩り、乗る人に凛とした気持ちを与えてくれます。
レザーは、自動車用レザーとしては最高級品であるポルトローナ・フラウ社のレザーが使用されています。2007年から10年以上の月日が経過し、若干の使用感があるにも関わらず、レザーは色あせることなく、綺麗な状態を保っています。シートヒーターを装備しておりますので、寒い季節も快適にドライブをお楽しみいただけます。
発表当時驚かれたのはリアシートではないでしょうか。当時2+2というとリアシートがるものの、子供が乗れる程度のスペースしかなく、そのほとんどが手荷物や上着置き場となっていました。しかしグラントゥーリズモのリアシートは大人が乗れるスペースを確保しています。天井はスポーツカーらしく低いですが、足元と座席には十分なスペースが確保されています。
レザーシートひとつをとっても話が止まらない程こだわりが詰まっているグラントゥーリズモ。その魅力も奥深く、スポーツカーでありながらも優しい乗り心地や、レザーの気持ちの良い肌触り、激しすぎず低音が轟くようなエキゾストノートなど、スポーティな中にも大人の色気を感じる一台となっております。
フェラーリ製のエンジンを搭載するクアトロポルテ・オートマチックと基本を共有するパワートレーンは、「M139型」と呼ばれる4.2リッターV8エンジンにZF型の6段ATの組み合わせとなっています。フェラーリ製ではありますが、グラントゥーリズモ専用チューニングが施されており、フェラーリのような激しさはなく、どこか上品さを感じさせます。
ピニンファリーナの繊細なスタイリングを感じられる大人の一台「グラントゥーリズモ」をぜひご体感ください。