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- 2020年3月17日(火)
【フェラーリ 488スパイダー】空の青に溶け込むブルーコルサ
フェラーリで思い浮かべる色は、イタリアのナショナルカラーであり、エンツォフェラーリが大切にしていた赤色「ロッソ・コルサ」。もしくは、フェラーリの本拠地であるモデナのシンボルカラーかつ、フェラーリのコーポレイトカラーである黄色「ジアッロ・モデナ」のどちらかかと思います。
しかし、488スパイダーが発表された際にイメージカラーに選ばれたのは赤色でも黄色でもなく、鮮やかな青色でした。鮮やかな青色のボディは「ブルーコルサ (Blu Corsa)」と呼ばれ、488スパイダーが発表される際に同時に発表された新色スペシャルカラー となっています。ブルーボディの美しさは「空の青に溶け込むブルーコルサ」と言われています。
美しさの秘密はふたつ。
1.メタリック粒子の輝きによる光沢効果
ブルーの塗料にメタリックの粒子を混ぜ込んで塗装してある状態ですのでボディに光を当てると粒子がキラキラと反射します。そのため、透き通るような真っ青な空の下では太陽の光に包まれて、まるで青い空と一体化しているかのような美しさです。
2.二層ペイント仕上げによる遊食効果
遊食効果とは粒子の間に光が通るときに輝くような七色の光が生じることを言います。488スパイダーは二層ペイント仕上げとなっており、ボディに光を当てた際にキラキラと輝くだけではなく、時折七色の美しい色が入り混じります。
光の当たらない薄暗い場所ではブルーのクールな一台ですが、太陽の下に出るとオーラをまとったような美しい輝きを持った一台となります。
さらにボディカラーだけではなく、インテリアにも特注レザーカラーのVerde(グリーン)がセレクトされ、さらにオプションの「ツートンレザーインテリア」によりステアリング、ダッシュボードなどには明るいブラウンが組み合わされています。また、ステッチやヘッドレスト刺繍、フロアマット刺繍、タコメーターのイエローもアクセントとなり、上品なフルレザーでありながらも大人のセンスが感じられるインテリアとなっています。
インテリアで大人のおしゃれを楽しみながらも、ステアリングやセンターブリッジのカーボンファイバー素材がスポーツカーであることを思い出させてくれます。(オプション「ドライバーゾーン カーボンインテリア」)
スペシャルカラー「ブルーコルサ」の488スパイダーはお見かけしても、特注カラーやオプションがここまで揃っているお車はなかなかお見かけしないため、488スパイダーの中でも個性を出したい方や遊び心のある方におすすめの一台です。オープン時はインテリアもまた、エクステリアの一部として捉えることもできる「外から見える」部分となりますので、ブルーコルサとの組み合わせがおしゃれなインテリアカラーのセンスが光ること間違いないでしょう。
Ferrari公式YouTube動画と、本日ご紹介したお車はどちらもスペシャルカラーである「ブルー・コルサ」。
美しく輝くボディカラーをご覧いただけます。
▲フェラーリ公式YouTube「Ferrari 488 Spider-Official video / Video ufficiale」