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2023年9月2日(土)

HさんのMiniクロスオーバーの不具合解析

今日はHさんの愛車であるMiniクロスオーバーの不具合解析を行いました。

そうです。 F60のクーパーSDになります。

そもそもHさんから要求があり、スマホの動画情報を車両ナビ画面に映し出したいとの事で、インターフェイスを基本にシステムを組みました。
ご自身はiPhoneを使用しているので、ライトニングコネクタからのHDMIをコンポジット信号(黄色、白、赤のTVなどで使用するケーブル)に変換するユニットを使用して安価に再生できるようにしました。

しかし、実際取り付けた後で稀に画像が消えたり、ブルーバックが出たり、正常に再生できない状態が発生して、何とか改善できないかの相談を受けました。
で、今日ですが、グローブBOX付近をばらしてのインターフェースユニット付近の確認を実行しました。

室内はこんな感じです。

早速解析をスタート
HDMI-コンポジット信号変換は、USB電源供給のため、5Vになります。
仕方なく、シフトレバー前のシガライターから電源を供給しますがもちろん12Vなので、5Vに変換するUSB用DC出力を使用して供給していますが、これを下の写真にある黒い変換ユニットに差し込むUSB Type-C端子のがたつきが大きい事を発見し、内部の端子を注意深く見たところ、なんと端子が変形しておりました。

今回はWMの店頭で解析を行っておりUSB Type-Cのチップ実装用コネクタを持ち合わせていなかったので、直接線材を半田付けしてのDC供給を試みました。

左手前が内部端子が変形し、がたつきが大きかったUSB Type-Cのチップ実装部品用コネクタです。
(基板から外しました)

Hさんはノイズが入りやすいと言っていたので、念のため保険でEMI用で対策するフェライトクランパーを複数電源ケーブルに取り付けておきました。

修理後に早速Hさんに確認頂きましたが、なんと帰宅時になんと一度も問題発生がなかったとの事。
ということで、USB Type-Cコネクタの変形とがたつき大による接触不良であると判断しました。

この変換ユニットは大陸製の安価品であるので、やはり耐久性は弱いのかなあと思いました。
いずれにしても接触不良が起きないように対応しましたので、この内容でしばらく様子を見てもらおうと思います。
Hさん、完全に治っていると良いですよね。

ちょっと変わった不良解析を行ったので参考に紹介させて頂きました。

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