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- 2025年11月15日(土)
FIAT500xにリアカメラを取り付けました。
今日は、別のお車の施工紹介をさせてください。
FIATの500xになります。
このお車は1.4Lのダウンサイジングターボですが、6速DCTと相まって、非常に軽快な走りを堪能できます。
全長:4,250 mm 全幅:1,800 mmのお車で、非常に扱いやすいサイズになり、街乗りにピッタリかと思います。
こんなお車です。


キュートで可愛いイメージかと思います。 しかしよく走ります。
実はこのお車は純正モニターが装備されていますが小さくて見にくいこともあり、キットを使用して7インチの2DINサイズナビに載せ替える人も少なくありません。 この車も同様でした。
しかし、このモニターを車両から外すことが出来なく、リアカーゴのスペアタイヤ内に配線を持っていき、移動させる大技が必要

こんな感じでホイールに鎮座
こんな形で収まっています。

ボディカラーと同色のパネルカバーを外し状態

カロッツェリアナビが装着されています。
周りのパネルを外したら8インチが付きそうなイメージです。 出来るか不明ですが。
どんどんバラしていきます。

ナビ裏には山のような配線が格納されていました。
今回、カロッツェリアナビですので、同じメーカーのリアカメラをチョイスしました。

リアワイパーモーターやライセンスランプの既存ケーブルに沿ってリアカメラを引き回しします。
インシュロックタイ(配線止め)で固定してますが、写真はカットしていないので、引き回しがよく分かります。
どの車でも難関処理になる、リアカーゴドアから室内に入れ込むジャバラ内に格納

特に年式が古いとゴムが固くなり、挿入が大変!
ジャバラもしっかりと戻して、雨漏りしないように配慮
助手席のスカッフプレートカバーを外して格納

既に引き回している配線は、ツイストペア(三つ編み)になっているので、きっと純正モニターをスペアタイヤに移動したケーブルと予測
リアカメラは取付場所をこの黄色部分に決定

スペースが小さいですが、何とか格納できます。
メッキパーツを取り外し必要

メッキパーツを外してカメラホルダーを取り付け、室内に入れ込むルートを確定
何とか取り付けを行い、ナビも組み戻して、早速エンジンをかけてシフトをリバースにて画面確認
→あれ?バックカメラ画面が出ない??
何度行っても同じです。
ナビ裏のリアカメラ端子にRCAジャックを間違いなく差し込んだのに??
全く意味不明!!
仕方なく、リアゲートに取り付けたカメラハーネスを一部外して、再度点検するも異常なし
カメラケーブルに車両側から供給する電圧をチェックするも、ほぼカメラ側で正常電圧供給
カメラ単体不良か??
ここでふと、思い出しました。
ナビ画面で、車両から供給している各種接続電圧やパルスが正常であるのかを確認するページがある事を!
リバースにシフト移動しても、バック電圧がナビが認識していない・・・リアカメラ画像が出るわけない。
再びナビを外して、裏の焼きそば状態ケーブルから、バック信号を探し出し
→電圧がやけに低い。 しかも変な部品がケーブルについている
こいつです。

バック信号をテールライトなどから取り込む時の保護用ヒューズ抵抗です。
これがインピーダンス1kΩ程あるので電圧低下をさせて、ナビがバック信号を認識してくれないことが判明
これを削除することで電圧が上がり、ナビが無事認識!!
先に述べましたが、このお車はキットを使用して社外ナビを取り付けているので、ナビ裏にいろいろな配線やユニットがありました。
どこからこのバック信号を引っ張っているか分かりませんが、もともとの電圧が低すぎて、ナビが認識していませんでした。
今までこの車にリアカメラをつけていなかったので、不具合がなかったかと思いました。
今回は、取付だけだと3時間ほどで終了予定でしたが、思わぬトラブルにより、2倍の時間がかかってしまいました。
しかし、何とか正常動作できて本当に良かったです。
こんなトラブルにも屈せずに、何とか取り付けが終了しました。
しかし、カメラ故障でなくて良かったです。
以上、報告を終わります。

